2022年度ボイタ研究会オンライン講義報告
 
日時:20221218() 10:00
講義:反射性寝返りについて
講師:吉田 琢哉先生(済生会吹田療育園)
参加者:41名
石井 康朗(新潟県はまぐみ小児療育センター)、江平 知子・西田 まゆみ・尾島 美穂子・大畑真一・原田 眞幸(聖ヨゼフ医療福祉センター)、佐藤 雅男(河野整形外科)、長屋 孝司(養老整形外科クリニック)、富樫 和美(横浜市総合リハビリテーションセンター)、山田 綾子・中津 満寿美(済生会吹田療育園)、杉崎 靖親・宮本 陽子(愛徳医療福祉センター)、水川 有希(豊中市立児童発達支援センター)、伊藤 三和子(自宅)、橋本 真澄・川田 麻衣子・羽田 好子(静岡済生会療育センター令和)、草下 香(自宅)、竹原 祥平(茨城福祉医療センター)、神田 佑治(さわやか訪問看護リハビリステーション)、刈谷 仁美(藍野療育園)、出野 智子・野村 やよい(青木医院)、浅見 誠(東長野病院)、前川 美和子(自宅)、田尻 勝(北信総合病院)、藤川 尚美(北海道せき損センター)、松下 正太郎(浜松市発達医療総合福祉センター)
福士 善信・古俣 春香(道立子ども総合医療・療育センター)、仮屋成美・有馬 由貴(南九州病院)、松澤 裕美子(東部地域療育センターぽけっと)、内藤 みどり(自宅)、日野 富美(かねはら小児科)、橋本 真希子(仙台エコー医療療育センター)
小寺 晶子・山﨑 直信・荒井千晶・牟禮 努(大手前整肢学園)
 
講義報告
 コロナ感染拡大の影響を受け、症例検討会が対面で行えない中、昨年度、日本ボイタ協会に依頼して橋本先生に反射性腹ばいの筋活動について講義をしていただきました。今年度も昨年度に引き続き講義をお願いし、反射性寝返りについて吹田療育園の吉田先生に講義をしていただけました。こちらの段取りが悪く、講師の先生へのお願いや会員の方々への告知が大変遅くなり、無事に開催できるかがすごく不安でしたが、結果的に昨年度に行われた症例検討会や講義よりも多くの方々に参加していただくことができて本当に良かったと思っています。
講義してくださった内容ですが、昨年度は反射性腹ばいの筋活動が中心で我々が日々行なっているボイタ法の治療について、どの筋活動を狙っているのかを勉強させていただけましたが、今回はまったく視点を変えて、我々が日々行なっている治療に対して、いかに患者さんを評価し問題点を見つけ、それに対して治療プログラムを立てていくことについての大切さと実際の治療を行っているときの自分自身の考え方や姿勢の取り方などを再認識させていただけました。特に症例をいくつも出していただけたので、日々の臨床にすごく近い感じで勉強することができました。
症例検討会もそうですが、コロナ禍の影響でオンラインでの事業を余儀なくされていますが、その結果参加しやすいなどの高評価もいただけています。今回のような講義も昨年度から症例検討会の代替え的な感じで行なっていますが、今までとは違った形での勉強になっており、今後コロナの感染拡大が終息したあとも継続したら良いのではないかと思っています。ボイタ研究会の事業はみなさんの日々行なっている臨床に少しでも役立つことができればと思っています。来年度以降の事業についての希望などありましたらどんどんご連絡ください。お待ちしています。
 
大手前整肢学園 牟禮 努