2022年度ボイタ研究会症例検討会報告
 
日時:20221029() 10:00
会場:大阪赤十字病院附属大手前整肢学園
講師:山﨑直信先生(大阪赤十字病院附属大手前整肢学園)
オブザーバー:草下 香先生
参加者
対面:3名 井谷のり子(吹田療育園)、大畑真一、西田まゆみ(聖ヨゼフ医療福祉センター)
オンライン:18名
富樫 和美(横浜市総合リハビリテーションセンター)、尾島 美穂子(聖ヨゼフ医療福祉センター)
田尻 勝(北信総合病院)、松下 正太郎(浜松市発達医療総合福祉センター)、齋藤 司(自宅)
原 正樹(総合療育相談センター)、福井 佳美(かいつぶり診療所)、小嶋 優加子(よこはま港南地域
療育センター)、仮屋成美、有馬由貴(国立病院機構南九州病院)
窪川 徹(帝京平成大学)。松井 恵理子(自宅)、出野 智子(青木医院)、水川 有希(豊中市立児童発達
支援センター)、松澤 裕美子(東部地域療育センターぽけっと)、福士 善信(北海道立子ども総合医
療・療育センター)竹原 祥平(茨城福祉医療センター)、羽田 好子(静岡済生会療育センター令和)
金城 歩(古河市児童発達支援センターぐるんぱ)
 サポートスタッフ
荒井千晶、由上隆士、大角しずか、山内良祐、木村あずさ、牟禮 努(大阪赤十字病院附属大手前整肢学園)
 
症例検討会報告
 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、ボイタ研究会のもっとも主となる事業の症例検討会が開催することができなくなっており、調べてみたら、201911月に和歌山で行った症例検討会が最後で、今回はそれ以来の3年ぶりの対面での開催となりました。感染対策のため対面での参加者は人数制限をかけさせていただき、その代わりに、遠方の方や職場的にまだ参加することが難しい方でも参加することができるようにライブ配信も行うように役員会で企画しました。事前にカメラ設定(2カメラ)やオンラインでの動作確認など数回練習を行い、前日にも準備しながら最終の動作の確認を行ったにも関わらず、まさかの当日私のパソコンがうまく繋がらない状況になってしまいました。なんとか山崎先生のパソコンに繋いでいたカメラ1台で配信できましたが、当日参加してくださった参加者の皆さまにははじめすごくバタバタしてご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。
 症例検討会の内容ですが、ケースは小学校高学年の独歩可能な痙直型両麻痺の方で、対面での参加者は外部からの3名と当園スタッフで現在コース中の2名の計5名が参加し、オンラインで参加されている方々と進めていく感じで行いました。インストラクターの山崎先生が対面とオンラインの方々とをうまく質問を投げかけながら進行してくださり、特に評価では、対面の参加者が分析したことを報告している間にオンラインの方々にはチャットを使って分析したことを挙げてもらい、当園のサポートスタッフがそれを読み上げる形で報告をしました。読み上げた内容で再度確認したいときはそのオンライン参加者に声かけをして発言してもらう感じで、すごく活発な意見交換になっていたように思いました。また、チャットでオンラインの方々から評価分析があるので、評価分析されたことが文字化されていて、これもすごく分かりやすくて良かったと思います。(ただ、その時私はパソコン復旧に振り回されており、あまり内容は聞けていなかったし、なにより自分自身がパニック的な状況になっていて、うちのサポートスタッフがカメラワークやチャット読み上げなどいろいろ頑張ってくれていました。)
 実際の治療ですが、カメラ1台しかないので、私自身がちょっとでも見やすい位置にしようとあちこち動き回っていました。オンラインの参加者の方々には少し見ずらい所や、局所に寄りすぎて全体が見えなかったりと申し訳ありませんでしたが、山﨑先生とオブザーバーで参加してくださった草下先生がうまく治療のポイントを伝えながら進めてくださったので、対面の参加者だけでなくオンラインの方々にも今後の臨床に役立つヒントがいっぱいあったのではないかと思います。相変わらず時間を押しながら治療後の評価を行いましたが、歩行や片脚立位の姿勢に変化が見られ、改めてボイタはすごいと感じました。山﨑先生はじめ草下先生や参加してくださった研究会会員の方々本当にありがとうございました。
また今回の症例検討会後に参加してくださった会員の方々にアンケートを行い、いろいろな意見や感想をいただけました。今回の報告は、私自身のライブ配信が上手くいかなかったことばかりの報告になってしまっているので、症例検討会自体の感想については、そのアンケート結果を読んでいただいた方が良いと思います。