2021年度ボイタ研究会オンライン講義報告
 
日時:20211226() 14:00
講義:反射性腹這いの筋活動について
講師:橋本尚幸先生(静岡済生会療育センター令和)
参加者:35
伊藤 三和子(大口東総合病院)、長屋 孝司(養老整形外科クリニック) 、窪川 徹(帝京平成大)
福士 善信(北海道立子ども総合医療・療育センター)、小嶋 優加子(よこはま港南地域療育センター)
麻生 礼子、津山 新也(はこだて療育・自立支援センター)、出野 智子(青木医院)
石井 康朗(新潟県はまぐみ小児療育センター)、分木ひとみ(びわこリハビリテーション専門職大学)
前川 美和子(自宅)、川田 麻衣子、杉浦 麻理耶、橋本 真澄(静岡済生会療育センター令和)
安武 秀晃(医療法人周行会介護老人保健施設寿々はうす)、刈谷 仁美(藍野療育園)
藤川 尚美(北海道せき損センター)、眞鍋 かおり(甲南医療センター)、宮本 陽子(愛徳医療福祉センター)、山田 綾子、井谷 のり子(吹田療育園)、中野 朋恵(八尾市立医療型児童発達支援センター)
武井 智彦(丸の内在宅支援センター)、犬飼 美千代(丸の内訪問看護ステーション)
大畑真一、江平 知子、尾島 美穂子、西田まゆみ(聖ヨゼフ医療福祉センター)、伊集院 俊博(OMT伊集院)
田尻 勝(北信総合病院)、仮屋成美(国立病院機構南九州病院)、草下 香(自宅)
山﨑直信、小寺晶子、牟禮 努(大阪赤十字病院附属大手前整肢学園)
 
オンライン講義報告
 10月に行なった症例検討会の参加者は18名で、それなりの参加者だと思っていましたが、今回はその倍近い35名の会員が参加してくださりました。
 講義内容ですが、前半は反射性腹這いの筋活動を講習会で行うように一つ一つ丁寧に講義していただけました。本来の講習会ではマットに骨標本を寝かし、筋肉を色分けした紐で表しながら説明するのですが、今回はオンラインので、橋本先生がPowerPoint上の骨標本に筋肉を手書きし、アニメーションを使ってうまく筋肉を表示させながら途中蛍光ペンで筋の収縮方向を書いたりして講義を進めてくださいました。あくまでも私的な感想ですが、対面でマットに骨標本を寝かせて説明するよりも、イメージが湧きやすく理解しやすかったように思いました。後半は10月に行なった症例検討会の動画を使って、動作分析からクリーヘンで求める筋活動についてチャット機能を利用しながらみんなで検討することを行いました。
途中、姿勢分析からクリーヘンの筋活動を考える目的だったところから、普通の症例検討会のようになってしまいそうな場面もありましたが、橋本先生がうまく声かけをして修正してくださりましたが、やはりオンラインの難しい面もありました。クリーヘンの治療中に出発肢位などの問題があっても、そこの確認はできても、リアルタイムではないので修正して良くなるところは見せることができず、問題点の確認のみになってしまいました。でも、症例検討会の感想でも書きましたが、姿勢や自発運動を繰り返し見ることができ、時にはコマ送りのような状態で確認することができるので姿勢動作分析の勉強にはすごくなりました。
あっという間に時間が過ぎてしまい、質疑などの時間がほとんど取れず、受講中は音声ミュート、顔出しはOKにしたのですが、半数以上の方が顔を出されず受講されていました。しばらくお会いしていない方々も多く参加されていたので、講義が終わった後にもう一度顔を出してもらうようにお願いして、参加していただいた方々に感想を聞けばよかったと反省しています。
 
参加してくださった会員の方々並びに準備期間が短い中スライドを作成していただき、分かりやすく講義してくださいました橋本先生、本当にありがとうございました。
 
大手前整肢学園 牟禮 努